開発経緯と販売実績
CT125ハンターカブは、1960年代のCA100TやTRAIL50のハンティング訴求を受け、狩猟用実用マシンとして設計された。
2020年6月に初代型式JA55が登場し、同年に国内販売が開始された。
2020年度の販売計画は8,000台、2022年度は14,000台に拡大した。
発売と同時に販売台数が約2倍に増加し、大ヒットとなった。
2022年12月にロングストローク化エンジンとリアショックのプリロード調整機能を搭載し、最高出力が8.8 psから9.1 psに向上した。
2025年にエキゾーストプロテクターとバックミラー形状が変更されたマイナーチェンジが実施された。
2026年2月20日発売の2026年モデルは、アステロイドブラックメタリック、マットフレスコブラウン、グローイングレッドの3色展開で、税込価格は49.5万円である。
現行JA65モデル(CT125ハンターカブ)の仕様
- エンジン:123 cc空冷4ストロークSOHC単気筒、最高出力9.1 ps/6,250 rpm、最大トルク1.1 kgf·m/4,750 rpm。ロングストローク化により振動抑制とメカノイズ・排気音が静かになっている。
- 車体寸法・重量:全長1,965 mm、全幅805 mm、全高1,085 mm、シート高800 mm、最低地上高165 mm、車両重量118 kg。
- 燃料・航続:燃料タンク容量5.3 L、WMTCモード燃費66.9 km/L。約350 km以上の無給油走行が可能。
- サスペンション:前はテレスコピック式、後は5段階プリロード調整可能なショック。
- ブレーキ:前後ディスクブレーキ、前輪はABS付油圧式ディスク。
- 標準装備
- 大型スチール製リアキャリア(縦477 mm×横409 mm、4フック)
- アップマフラー(高位置通過で最低地上高を確保)
- ヘッドライト
- 六角レンチ開閉式ヘルメットホルダー
- フルデジタル円形メーター
- リアキャリア裏のアクセサリーボルト穴
- カラーバリエーション:パールシュガーケーンベージュ、パールスモーキーグレー、既存色の計3色で提供されている。
CT125ハンターカブとクロスカブ110の比較
- 価格:CT125 440,000円(税別)→2026年モデルは49.5万円、クロスカブ110 363,000円(税別)。
- 最高出力:CT125 9.1 ps、クロスカブ110 8.0 ps。
- 最大トルク:CT125 11 Nm、クロスカブ110 8.8 Nm。
- 車重:CT125 118 kg、クロスカブ110 107 kg。
- 燃料タンク容量・航続距離:CT125 5.3 L(約260 km)、クロスカブ110 4.1 L(約200 km)。
- リアキャリア寸法:CT125 475 mm×405 mm、クロスカブ110 430 mm×300 mm。CT125は45 L以上のリアボックスに対応可能。
- タイヤサイズ:前輪は共通で80/90‑17 前C/44P。後輪はCT125がC/50P、クロスカブ110がM/C/44P。
- ヘルメットホルダー:CT125は六角レンチ開閉、クロスカブ110はキー開閉。
- メーター:CT125は円形フルデジタル、クロスカブ110はアナログ+液晶混合。
- 変速機・駆動方式:CT125は4速リターン式(AT限定免許可、クラッチ不要)、クロスカブ110は4速ロータリー式(AT限定免許可)。
- 燃料供給・排気:両車ともPGM-FI(インジェクション)採用。CT125は高位置通過のアップマフラーで走破性が向上し、排気音は静かである。
市場調査と評価
バイク乗り18人へのアンケートでは、CT125ハンターカブが16名(89%)に選択され、クロスカブ110は2名(11%)であった。調査対象は男性17名・女性1名で、年代は20代から60代まで幅広く分布している。
kakaku.comのレビューでは、CT125のヘッドライトが暗いと指摘され、クロスカブ110は丸形1灯でガードが付いていると評価されている。
価格・維持費と課題
- 新車価格:約47万円(2026年モデルは49.5万円)。同クラス他車と比較した場合、価格は高い。
- 年間維持費:保険・税金・燃料・メンテナンスを含め約5〜8万円。
- 燃料費:走行1万kmあたり約2〜2.5万円。
- 後悔要因:軽快さ・スポーティさやコンパクトさを重視し、デザインより走りのキレを求める層で用途とのミスマッチが主因となっている。
将来展望
2024年12月にカラーバリエーションが追加された。
2025年のマイナーチェンジでエキゾーストプロテクターと新形ミラーが装着された。
ロングストロークエンジンは静粛性と振動低減が評価されている。
アウトドアブームの持続とカスタム市場の拡大が報告されている。
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