製品概要・スペック
ホンダ・スーパーカブ C125は2018年に発売され、2021年にロングストロークエンジンへ進化した。
- 型式:8BJ‑JA71
- エンジン:空冷4ストローク OHC 単気筒 123 cc
- 最高出力:7.2 kW(9.8 PS)/7,500 rpm
- 最大トルク:10 N·m(1.0 kgf·m)/6,250 rpm
- 燃料タンク容量:3.7 L
- 燃費(WMTCモード):67.8 km/L
- 燃費(国交省定地、2名乗車、60 km/h):70.0 km/L
- 全長:1,915 mm
- 全幅:720 mm
- 全高:1,000 mm
- シート高:780 mm
- ホイールベース:1,245 mm
- 最小回転半径:2.0 m
- 車両重量:110 kg
- カラー:パールボスポラスブルー、パールスモーキーグレー、プレミアムシルバーメタリック
- メーカー希望小売価格:税抜44万円、税込495,000円
技術・装備
- スマートキー:Honda SMART Key によりキーなしでイグニッションON/OFF、ハンドルロック、シートロック解除、アンサーバックが可能
- ホイール・タイヤ:専用アルミ製キャストホイール(切削加工・マット仕上げ)+チューブレスタイヤ
- ブレーキ:前輪油圧式ディスクブレーキ+1チャンネルABS(標準装備)/後輪機械式リーディングトレーリングブレーキ
- 照明・メーター:丸目LEDヘッドライト、コンパクト縦型LEDテール・ウインカー、二重レンズメーター(外側アナログ、内側デジタル)でギアポジション・燃料計・時計・ツイントリップを表示
- 騒音・シフト快適化:プライマリギアにヘリカルギアと高精度ベアリングを採用しノイズ低減、シフトレバーはラバー素材と最適化ダンパーでシフト音とショックを抑制
- 2人乗り装備:ピリオンステップ(標準装備)と別売のピリオンシートで乗り心地を向上
デザイン・オマージュ
- ハンドル形状は鳥が翼を広げた形状をモチーフにし、ハンドルから独立したレッグシールドを採用
- S字ライン、レッグシールド、ハンドルパイプの成形樹脂包み・テーパー加工により立体感を実現
- 左右にオールドタイプウイングマークの立体エンブレムを配置
- クローム加飾と上質な仕上げでレトロとモダンが融合した外観
市場・販売情報
- 2017年東京モーターショー・EICMAでコンセプト展示、2018年3月モーターサイクルショーで市販予定車を発表、6月に正式発表、9月に販売開始
- 製造事業者:Thai Honda Co., Ltd.(タイ)/輸入事業者:本田技研工業株式会社
- カラーは2023年、2024年、2026年に新色が追加・変更された
歴史的背景とC100との関係
- 初代スーパーカブ C100は1958年8月に発売、排気量49 ccのOHVエンジン、低床バックボーンフレーム、レッグシールド、3速自動遠心クラッチを搭載
- 発売直後に多数のバックオーダーが発生し、約1年で月産1万台を突破、国内の「50ccモペットブーム」の牽引役となった
- 鳥の翼ハンドル、レッグシールド、S字ラインなどのデザイン要素がC125に継承された
- 本田宗一郎と藤澤武夫が1956年に欧州視察で「我が国の実情に合う小型二輪車像」を策定し、1年半の開発期間を経てC100が発売された
法規・認証
- 車両区分:第二種原動機付自転車(原付二種)
- 必要免許:AT小型限定普通二輪免許以上
- 最高出力は7.2 kWであり、2025年4月施行の「出力4.0 kW以下」基準には該当しない
課題・展望
- コンセプトは「上質なパーソナルコミューター」‑ 低振動・低ノイズ・高燃費を追求し、都市部での実用性とプレミアム感を両立
- ロングストロークエンジンとABS標準装備を採用している。これにより令和2年(2020年)の排出ガス規制に適合している
- カラーバリエーションと純正アクセサリー(ピリオンシート、グリップヒーター)の追加が行われている
- タイでの製造拠点活用によりコスト最適化が図られ、グローバル展開の可能性がある