判決
広島地裁は2026年8月19日に中島健夫被告に懲役9年の実刑判決を言い渡した。検察は懲役13年を求刑していたが、裁判所は9年で量刑を決定した。判決文で佐藤智彦裁判官は、常習性が顕著であり、教員としての信頼と被害者の未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行であると指摘した。
被告の行為と被害
中島健夫被告(元広島市立小学校教諭、40歳)は、2023年1月から2025年6月まで在職し、9歳から12歳の女子児童34人に対し、以下の行為を行った。
- 性器を児童の舌や髪に当てた。
- 胸を体調確認を名目に触れた。
- 着替え中の様子をタブレット型パソコンで撮影し、画像を保存した。
- 児童の上半身を露出させた状態で撮影し、動画として保存した。
被害児童はわいせつ行為、盗撮、画像・動画の保存という形で被害を受けた。
法的評価と罪名
裁判所は計画性を認定し、以下の罪名で有罪判決を下した。
- 不同意わいせつ罪
- 性的姿態撮影等処罰法違反罪(撮影)
- 児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)
検察・弁護側の主張
検察側
検察は常習性が顕著で極めて悪質であるとして、懲役13年を求刑した。
弁護側
弁護側は、被告が上司からの圧力で自制が効かなくなったと主張した。被告はすでに弁償金支払い、謝罪、治療受診の意思を示していることを根拠に、寛大な処分を求めた。
教育委員会の対応
市教育委員会は2025年9月に被告を懲戒免職処分とし、宅見雄二教育部長は「教職員によるわいせつ行為の根絶と信頼回復に全力で取り組む」とコメントした。
処分と今後の対応
刑事処分として実刑が確定した。民事・行政面では懲戒免職と被害者への弁償金支払いが行われた。
法廷で被告は「全ての方に本当に申し訳ない」と謝罪し、専門機関での治療受診意思を表明した。
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