2026/08/21

地震被災寺院狙う外国人盗み 判決:1年半懲役執行猶予


判決概要

2026年8月18日、金沢地裁七尾支部はスリランカ国籍の男性2人に対し、拘禁刑1年6か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

裁判官の評価

遊間洋行裁判官は、被災建物を標的にした点を「悪質」と認定した。

被告に前科はない。

犯行認諾と反省の弁が量刑減免の要因となった。

生活費を得る動機については酌むべき点はないと指摘した。

被告の概要

  • モハメド・ファイルース・モハメド・ファイナス:30歳、無職。
  • モハメド・リヤス・モハメド・リハン・タスキ:30歳、無職。

両者は2026年4月に石川県輪島市門前町の得藏寺から銅板123枚等を窃取し、約38万円相当の金銭・金属類を盗んだ。

被害状況

得藏寺からの窃盗に加えて、被告2人は計44件の金属窃盗を行った。

総計で約500点の金属類が盗まれ、被害総額は約3,200万円と見積もられる。

捜査と検察の対応

警察は能登半島地震被災地で45件の窃盗事件を立件した。

そのうち2件は被告2人の窃盗であり、起訴された。

残りは余罪として扱われ、金沢地検はこれらについて不起訴処分とした。

起訴された2件は判決概要で示されたとおりの有罪判決となった。

能登半島地震との関係

2026年に発生した能登半島地震により寺院などが被災した。

被災建物が窃盗の標的となり、今回の事件が発生した。

来日外国人犯罪統計(補足)

警察庁・法務省の統計によれば、来日外国人による刑法犯の検挙件数は2023年から2年連続で増加している。

しかし、2005年のピーク時と比較すると依然として低水準である。