調査概要
銀座リプロ外科は2026年7月24日に、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県在住の20代・30代男性200人(20代100人、30代100人)を対象に「男性の精巣温度と生活習慣に関する実態調査」を実施した。調査は株式会社クロス・マーケティングのセルフ型アンケートツール「QiQUMO」によるインターネット方式で行われた。
対象者は以下の3区分に分類された。
- 妊活経験・予定あり:56人
- 妊活経験・予定なし:97人
- 全体:200人
サウナ利用状況
全体200人のうち、過去1年に1回以上サウナを利用したのは92人で、利用率は46%である。利用頻度は年に数回が30人、2〜3か月に1回が11人、月1回が12人、月2〜3回が23人、週1〜2回が11人、週3回以上が5人であった。
妊活経験・予定ありの56人では、サウナ利用者は46人で利用率は82%、利用しない者は10人である。利用見直しの意向は以下のとおりである。
- 入室回数を減らす:20人(36%)
- 利用頻度を減らす:18人(32%)
- 入室時間を短くする:17人(30%)
- 妊活中は一時的に控える:13人(23%)
- 精液・精巣検査を受ける:7人(12%)
- 医師に相談する:8人(14%)
- 特に見直さない:7人(12%)
妊活経験・予定なしの97人では、サウナ利用者は37人で利用率は38%である。
熱と精子への認知
妊活経験・予定ありの認知層別とサウナ利用者数は以下のとおりである。
- 「内容まで詳しく知っている」18人は全員がサウナ利用者(100%)
- 「何となく知っている」21人は16人がサウナ利用者(76%)
- 「聞いたことがある」7人は6人がサウナ利用者(89%)
全体200人の認知状況は、知らなかったが106人(53%)、何となく知っているが50人(25%)、聞いたことがあるが20人(10%)、内容まで詳しく知っているが24人(12%)である。
精巣が体外にある理由を正しく理解しているのは44人(22%)で、知らないと回答したのは96人(48%)である。
生活習慣と熱リスク
熱をもたらす行動は125人(63%)が該当した。主な行動は以下のとおりである。
- 脚を閉じて長時間座る:51人(26%)
- 身体に密着する下着・衣服を着用:33人(17%)
- PC・タブレットを膝・太もも上で使用:31人(16%)
- 熱めの湯船に入る:30人(15%)
- 1回20分以上湯船に入る:23人(12%)
- 高温環境で長時間仕事:20人(10%)
- 長時間自転車・バイクに乗る:16人(8%)
- サウナ利用:13人(7%)
- 岩盤浴利用:11人(6%)
- シートヒーター使用:10人(5%)
座位時間は6時間以上が94人(47%)、8時間以上が53人(27%)である。
夏季に股間の暑さ・蒸れを「ときどき以上」感じたのは138人(69%)で、ほぼ毎日が53人(26%)、週に数回が45人(23%)、ときどきが40人(20%)である。主な場面は屋外を歩いているときが88人(44%)、通勤・通学中が53人(27%)、デスクワーク中が41人(21%)である。
熱対策を実施しているのは125人(62%)で、実施内容は以下のとおりである。
- 通気性の良い下着を選ぶ:63人(32%)
- 冷房・扇風機使用:46人(23%)
- ゆったりした衣服を着る:45人(23%)
- 汗を拭く:38人(19%)
- 定期的に立つ:31人(16%)
対策を行っていないのは75人(38%)である。
医療的見解
永尾光一院長は、精索静脈瘤を「精巣にとって24時間365日サウナに入っているような状態」と例示した。精索静脈瘤は男性の約15%に見られ、男性不妊の重要因子である。
妊活中・妊活予定の男性に対しては、熱が精子に与える影響を踏まえてサウナ利用頻度の見直しを助言した。また、必要に応じてエコー検査で精索静脈瘤の有無を確認すべきとコメントした。
調査結果は、妊活経験・予定あり男性のサウナ利用率が高い一方で、熱と精子に関する認知が不十分であることを示す。行動と知識のギャップが明らかになり、生活習慣の改善と医療的フォローが求められる。
精索静脈瘤と不妊
精索静脈瘤は約15%の男性に見られ、血液逆流により温度上昇・精子機能低下のリスクがある。
銀座リプロ外科は精索静脈瘤の診断と日帰り手術を提供し、男性不妊治療全般を支援している。
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