中国建設銀行の金販売主張
中国建設銀行は実物金インゴットを公式に販売していると主張している。
現時点で公式発表や主要報道による詳細確認は取れていない。
中国工商銀行(上海嘉定区南翔支店)での偽金疑惑
同支店で購入された金塊がタングステン製金メッキである疑いが報じられた。
小紅書に投稿された動画で、金塊が加熱しても溶けなかったことが発端となっている。
偽金の素材と構造
- 金メッキ銅合金:武漢金凰珠宝が担保として預け入れた金塊は銅合金で、約80トン・価値約200億元(約4339億円)である。
- 金メッキタングステン:密度が金に近く、偽装に利用される。
- 中水型:内部に液体を注入し、重量を偽装する構造。
- 偽刻印:実在する貴金属メーカーのロゴや純度刻印を無断で使用する。
偽金の検査・判別方法
- 火炎テスト:加熱により表面が黒ずみ、内部金属が露出すれば偽物と判定。
- 硝酸テスト:硝酸を数滴垂らし、緑色反応が出た場合は銅等の混入と判定。
- 磁力テスト:強力磁石に付着すれば鉄・ニッケル等の混入が疑われる。
- X線分析装置(非破壊):専門鑑定機関が内部構成を瞬時に特定。
銀地金偽装事例
黒竜江省の女性が受け取った「銀地金」は表示重量50 gに対し実測約36 gで、主成分は鉄であり銀含有量は極めて低い。
磁石で瞬時に吸着する映像が公開され、国有銀行が鉄の塊を銀として提供したと主張された。
中国金市場の動向と偽金報道の影響
地政学的リスクと不動産市場低迷を背景に、金への投資需要が急増している。
金価格は過去最高値を更新し続け、金は最も人気の価値保存手段とされている。
偽金に関する報道が相次いだことで、市場の信頼性への懸念が浮き彫りになった。
消費者保護の状況と苦情
ネット上で金メッキ製品に関する苦情が5,000件以上寄せられている。
2025年5月7日・8日、上海の銀行で購入した金条に不純物が確認され、WeChatに写真が投稿された。
友人が金店で金条交換を試みた際に不純物が発覚し、銀行は金店側の問題と主張した。
武漢金凰珠宝事件の裁判結果
2024年5月28日、湖北省武漢市中級人民裁判所は賈志宏ら18名に判決を下した。
- 賈志宏:無期懲役・全財産没収・政治的権利剥奪。
- 金凰珠宝・金凰実業集団・合肥渤銀投資諮詢:罰金支払い命令。
金凰珠宝は2002年に設立され、2010年にNASDAQ上場した。2015年から金抵当と保険を利用して巨額融資を受け、複数の信託会社・保険会社が偽金を担保・保険で信用付与し、融資を継続した。
金融監督当局の対応
2025年5月6日に金融監督当局が金条購入者(友人)へ連絡した。
華商報が5月8日に銀行に問い合わせたところ、スタッフは「事実関係を確認中」と回答した。
中国消費者保護当局は5,000件以上の苦情を受理した。
湖北省政府は特別対策本部を設置し、公安部が捜査を開始した。
信用失墜とリスク
国有銀行の金販売信用が低下し、投資家・消費者の不安が拡大した。
金融機関が保険の存在を根拠に鑑定を省略した結果、巨額融資リスクが顕在化した。
今後の対策
- 正規ルート(中央銀行・正規販売店)での購入、鑑定書付与で保証が示されている。
- 火炎・硝酸・磁力テストの普及と、専門鑑定機関によるX線分析の活用が挙げられている。
- 法規制強化と金融機関の内部監査・リスク管理の徹底が課題として提示されている。
- 消費者教育と情報共有プラットフォームの整備により、偽金被害の早期発見・防止が目指されている。