米卸業者の在庫削減方針
米卸業者は「もう赤字でも安売りするしかない」と表明し、在庫削減が急務であることを示した。2025年産米の在庫が大量に余っていると報じられ、旧年産米の損切り売りを進めて倉庫確保を図っている。
地域別概算金と価格変動
- 新潟県産コシヒカリ(玄米)は60kgあたり約18,750円で、前年比49%下落している。
- JA高知県は2026年産早期米コシヒカリの概算金を60kgあたり14,000円に設定し、前年産22,000円から約40%安くした。
農林水産省の在庫統計
2026年6月末の主食用うるち米民間在庫量は194.1万トンで、前年同月比+72.1万トンとなっている。米穀流通動向調査で在庫増加が公表され、食料・農業・農村政策審議会で需要超過在庫への懸念が議論された。
市場取引と価格下落
2025年産主要銘柄の卸間取引価格は2026年夏に昨秋比で約半値まで下落した。2025年産米の販売が進まず、2026年産新米流通が近づくことで在庫処分が加速した。
KSP-POSデータは、2026年8月中旬にスーパー5kg当たり平均販売価格が前週比で下落したことを示す。日本経済新聞は米価格が昨秋の半値まで下落し、25年産米が大量在庫として残ると報道した。
米価格は2023年秋に比べ約半値に下落し、過去の基準価格として5kgあたり2,000円が言及されている。
生産コスト指標と概算金の比較
米穀機構の生産コスト指標は60kg換算約25,000円である。概算金は全国的・地域別で変動し、高知ショックでは概算金が生産コスト指標を下回り、コスト割れが確定した。
在庫増加がもたらす課題
- 保管コストが上昇する。
- 品質劣化リスクが高まる。
- 卸は早期現金化を求めている。
- 需要が急増しない場合、売り手間の競争で価格下落が続く。
米価下落の波及と農家への影響
- 生産者支払価格が低下した。
- 農家の手取りが細り、離農の声が上がっている。
- 離農に伴う供給不足リスク上昇が議論された。
消費者側の変化
店頭価格の下落により家庭の食費負担が減少した。
政策と情報透明化の重要指標
- 民間在庫量
- 相対取引価格
- スーパー店頭価格
- JA概算金
将来予測
2026年産新米は2025年産より安くなる見通しが広がっている。需要が在庫を上回らない限り、価格下落と在庫処分が続く可能性がある。
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