2026/09/05

沖縄知事選の動向とSNSデマ、自民党の「裏取引」騒動を検証


下地幹郎氏の知事選出馬動向

下地幹郎氏は、沖縄の政治を前に進めるとして2026年沖縄県知事選への立候補を表明し、無党派勢力構築のためにSNSを活用した戦略的活動を行っていました。

しかし、2026年8月25日に立候補を取りやめることを表明しました。原因は当選が見込めないことによるものです。背景には、2026年7月の参院議員総会において、自民党側から参院比例の条件提示がなかったことがありました。取りやめ後、下地氏は古謝玄太氏への支援を表明しています。

SNSで拡散された動画の検証

Xで2万7千、Instagramで2万2千の「いいね」を獲得して拡散されたある動画について、以下の虚偽・誤認・歪曲・合成が確認されています。

  • 玉城氏が「米軍基地をなくせ」と求めているとの主張(事実は普天間と那覇軍港のみ)
  • 名護市安和桟橋の事故を「辺野古で起きた」とする紹介
  • 玉城氏の記者会見場面を切り取り「笑いすら漏れた」と演出した歪曲
  • 習近平氏に沖縄を手渡そうとするAI合成と思われるイメージ映像

動画内では、ガードレール設置拒否の理由を「抗議活動がやりにくくなるから」としていますが、県議会議事録によると、実際は歩行者の妨げになり道路法上不適切であるためです。

映像プロデューサーの山里孫存氏は、この合成映像について「テレビ局なら放送倫理上、絶対使わない」と指摘しています。

自民党との政策協定と「裏取引」騒動

自民党本部が下地幹郎氏と政策協定を締結したことを受け、玉城デニー氏は9月1日、公式XおよびLINEで「裏取引」があった旨を投稿しました。Xの投稿は約2時間後に削除され、「出す予定ではなかった」と釈明しています。選対SNS責任者は、「表でやっていない」という意味で表現したが誤解を招いたと釈明しました。

この政策協定に対し、自民党関係者の反応は分かれています。

  • 西銘恒三郎自民県連会長は、知事選に勝つための政策合意に理解を示しました。ただし、自民県連として下地氏への接触・交渉は行わないことを明言しています。
  • 国場衆院議員は、地元を軽視し頭越しに決定したとして自民党本部に抗議しました。
  • 鈴木宗男氏は政策協定を擁護し、「裏取引」を否定しました。

また、玉城デニー氏は「ゴルフのついでに献花した」という情報について、自身はゴルフをしないためデマであると否定しています。

沖縄タイムスの対応と読者投稿の問題

沖縄タイムスは、武石智華さんを侮辱する投稿および「天国から2人の声…」という誤った内容の投稿を掲載し、後にこれらを削除して謝罪しました。

また、同社はファクトチェックを実施し、中国国旗が沖縄に翻る場面が含まれる特定の動画について、合成映像であるとの分析結果を記事として掲載しています。

一方で、沖縄タイムスに「下地幹郎許すまじ」という批判投稿を行った読者が、過去に武石智華さんを侮辱する投稿を行った人物と同一である可能性が指摘されています。