災害概要
バイ颱風が遼寧省瀋陽市に暴雨をもたらし、街全体が浸水した。
背景・原因
台風10号、13号、18号、19号、20号が中国本土に上陸または再上陸し、広範囲で大雨を引き起こした。特に台風18号は再上陸し、浙江省・河南省でも多数の被害映像が報告されている。
当地の建築法規では地下駐車場に耐荷重・防水・耐久性が求められるが、壁体は空心ブリックで構築され、内部に大量の生活ゴミが埋め込まれていた。防水対策が不十分だったことが倒壊の要因となった。
被害状況
大量の雨水が流入した結果、空心ブリックの壁体が倒壊し、埋め込まれていたゴミが露出して臭気が漂った。
榮盛和悅名邸(瀋陽市鉄西区)の地下駐車場の壁体は13日に倒壊した。同建物は2021年に完工・引渡しされ、完成から約5年での被害である。
復旧作業と資金状況
洪水発生から1か月が経過した時点でも復旧は完了していない。
復旧は主にボランティアと軍が実施しているが、資金不足が遅延の要因とされている。
中国の地方政府は大規模な債務を抱えており、公務員の給与すら十分に支払えていない。その結果、被災地の復興資金が不足し、地下駐車場の復旧が遅延している。
メディア・情報源
- X(旧Twitter)上の投稿(https://x.com/superwangbadan/status/2090846392579195175)に、洪水で崩壊した地下駐車場の映像が掲載されている。2026年8月22日にユーザー superwangbadan がリンクを含むツイートを行った。
- 瀋陽は歴史的に満州人の名称で「奉天(Fengtian)」とも呼ばれる。
復旧・対策
壁体をコンクリート構造に改修し、埋まっているゴミを除去する修復計画が検討中である。
街道办事处の職員は、事故現場が以前のゴミ処理場であり、廃棄物が空心ブリックで埋め立てられていたと説明している。
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