事件の概要
2022年7月9日夜、神奈川県逗子市の路上で米兵クリーガー・ダニエル氏が無差別に体当たりと蹴りを行った。対象は20代から60代の男女4人で、骨折等の重軽傷を負わせた。
法的判断と裁判の経過
神奈川県警は加害者を傷害容疑で書類送検した。
2024年10月に懲役2年4月、執行猶予4年の刑が確定した。
2025年4月、横浜地方裁判所は加害者に約1,650万円の損害賠償支払いを命じた。
賠償金の支払い状況
損害賠償総額は約1,650万円である。
日米地位協定(SOFA)に基づき、米軍は2026年8月12日に約840万円を見舞金として支払った。これは総額の約半分に相当する。
残額約800万円余りは日本政府が年内に見舞金として負担する予定である。負担はSACO見舞金制度を利用して行われる。
加害者は民事判決前に米軍の異動で帰国している。したがって、裁判所の支払い命令にもかかわらず支払いはできない状態である。
被害者の状況
4名の被害者は骨折等の重軽傷を負った。62歳女性は顔面骨折と後遺症により元の生活に戻れない。
賠償金全額が支払われる見込みであるが、加害者が帰国しているため直接受取は困難である。
関係機関・制度
- 日米地位協定(SOFA):米軍の見舞金支払いの根拠
- SACO見舞金制度:日本政府が米軍未払い分を肩代わりする制度
- 防衛省南関東防衛局:被害者が損害賠償請求書を提出した窓口(2024年7月)