2026/09/04

バズ図表で話題!『けんたろ式ことば雑学辞典』が早くも3刷刊行


「けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典」が3刷を刊行

KADOKAWAから発売された『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典』が、2026年3月131日時点で3刷(再重版)となりました。SNSで話題となった「バズ図表」が好評を得たことが要因です。

Amazonランキングでは類語辞典部門5位、熟語辞典部門8位を記録しています。カスタマーレビューの平均は4.8/5(5星5評価が92%)です。活字が苦手な人や子供でも飽きずに読める点や、日常会話のネタ探しに有用である点が高く評価されています。一方で、体系的な専門知識の習得には向かない点や、ネットで検索可能な内容が多いとの指摘もあります。

書籍の仕様と構成

本書は2024年12月20日に発売された単行本(四六判)およびKindle版で、価格は1,760円(本体1,600円+税)です。全304ページにわたり、57枚の図解と1,400以上の言葉を掲載しています。

直感的な図解とクイズを用いた「エンタメ実用書」として、シンプルな図解による直感的理解と、クイズ形式によるゲーム感覚での記憶定着を学習メカニズムとしています。構成は以下の全8編です。

  • 実は…勘違いしている日本語編
  • どれだけ読めますか?難読漢字編
  • 意外な「〇〇」の由来編
  • みんな知らない「アノ」名前編
  • 言葉の雑学編
  • 社会人として覚えておきたい言葉編
  • いつのまにか変わった言葉編
  • 通じない!?地域で異なる言葉編

収録されている言葉の由来と雑学

本書には、以下のような商品名や言葉の由来が収録されています。

  • ペヤング:ペア+ヤング(若いカップルに仲良く食べて欲しい)
  • じゃがりこ:「りこ」は開発者の友人「りかこさん」が由来
  • UFO:うまいのU、太い麺のF、大きいキャベツのO
  • いっせーの:フランス語「hisser(引き上げる)」に由来し、明治時代の海軍合同練習で定着
  • トマトの漢字(蕃茄):蕃(未開の地)+茄子で「外国から来た茄子」を意味する
  • 鎌倉幕府成立年:研究者の有力説に基づき、2008年頃から教科書等で1192年から1185年に変更

言語の差異と日本語の特性

地域による呼称の違いや、海外で伝わりにくい和製英語についても記載されています。

関東と関西の呼称例:

  • 肉まん/豚まん(関西では「肉」=「牛肉」を想起するため、豚肉製は「豚まん」と呼ぶ)
  • マック/マクド
  • お刺身/お造り
  • ミルク/フレッシュ
  • 床屋/散髪屋
  • 定規/ものさし
  • サワー/チューハイ

海外で伝わりにくい和製英語:

  • ペットボトル(正:プラスチックボトル)
  • リュックサック(正:バックパック)
  • ガソリンスタンド(正:ガスステーション)
  • クーラー(正:エアーコンディショナー)
  • ベビーカー(正:バギー)
  • トイレ(正:レストルーム)

こうした和製英語の多さや、敬語、ひらがな・漢字・カタカナの混在などが要因となり、日本語は2022年のユネスコ「世界の難しい言語ランキング」で第5位となっています。

著者「けんたろ」について

著者のけんたろ氏は、雑学・クイズ系インフルエンサーであり「言語オタク」として活動しています。国公立大学院を卒業後、営業職を経てVoicyパーソナリティを務めています。

X、Instagram、TikTokで活動しており、X(旧Twitter)では2025年2月時点でフォロワー8.7万人以上、累計240万以上の「いいね」を獲得しています。趣味のクイズや読書を通じて言葉の奥深さを実感したことや、上京時に経験した地域間の言葉の違い(カルチャーショック)が発信の動機となっています。

出版社の戦略

KADOKAWAは、インフルエンサーの著作を積極的に出版し、デジタルと紙媒体のハイブリッド展開を推進することで、生活・実用書領域におけるリーチ拡大を図っています。