判決概要
2024年7月、東京地方裁判所は宮崎麗果(黒木麗香)に対し懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。判決文は「単純で稚拙」「悪質」「身勝手な考え」などを指摘し、裁判官は本件を「計画的・常習的な犯行」と評価した。
判決確定後、宮崎はInstagramに「判決が確定したことを重く受け止めております」と謝罪し、同時に「地に足をつけて誠実に歩いて行く」と再出発を宣言した。
脱税手口と金額
脱税額は法人税・消費税等合わせ約1億5700万円である。内訳は法人税約1億2600万円、消費税約3100万円である。
追徴税は本税に加えて重加算税35%と延滞税を含み、5億円超になる可能性がある。
起訴状によると、2021年、2023年、2024年1月期の3年間で約4億9600万円の所得を隠蔽した。知人男性2人に虚偽領収書の作成を依頼し、架空の業務委託費(総額約4億9600万円)を計上した。顧問税理士が「納税額が2000万円になる」と助言したことが架空経費計上のきっかけとなっている。
関連企業・組織
- 広告代理店 Solarie(渋谷区) – 宮崎が代表として関与し、罰金4,000万円が科された。
- サロン経営会社 VITOLAB – 2026年1月に代表取締役を辞任。
- 自社ハーブ農園(宮崎県) – 閉園を報告。
- B勘屋 – 架空業務委託費計上に利用された業者。
司法手続き
- 東京国税局査察部が2025年12月24日に告発。
- 東京地検特捜部が2025年12月25日に在宅起訴。
- 検察側は懲役2年6カ月の求刑を提示し、計画的・常習的犯行として厳罰を求めた。
- 弁護側は「比較的小規模」評価を根拠に執行猶予付き判決を求め、裁判所はこれを認めた。
家族・配偶者
夫の黒木啓司は2022年10月に芸能界引退を公表し、Instagramで「夫として脱税に全く知らなかったが責任を感じている」と謝罪した。離婚協議中であることが明らかになっている。
他の脱税事例
三崎優太(通称「青汁王子」)は同様に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けている。宮崎はこの判決に対し「三崎氏の気持ちがわかる」とコメントした。
SNS・発言
宮崎は「国税はほんとうに許せない」と東京国税局への不満を表明した。
「脱税したことは真実ですか?」という質問に対し「言いたいことは山ほどあります いつかちゃんと話したい全部」と回答した。
「全然払ってなくて豪遊してるやつみたいなストーリーにされていますが、事件前も2桁は納税していました」と納税実績を主張し、メディアと国税局の印象操作を批判した。
2023年12月に事件が報道された際は投稿を一時控え、2024年に更新を再開した。2025年12月以降は華やかな投稿を削除し活動を休止した。2026年2月にストーリーズで再開し、謝罪と反省の言葉を掲載した。2025年時点でフォロワー数は約44万人である。
事業への影響
- VITOLABの代表辞任。
- ハーブ農園の閉園。
- 約1,500万円の借金を公表。
- Solarieに対し罰金4,000万円が科された。
法制度上のポイント
- 税理士法第41条の3は税理士に是正助言義務を課す。
- 脱税が発覚した場合の追徴税は本税+重加算税35%+延滞税で構成される。
- 国税局査察部は年間200件超の告発を実施している。
今後の展開
執行猶予期間中のSNS発信、事業再建、離婚手続き、財務再建の進捗が報告されている。
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