選挙概要
投票日は2026年9月13日である。公式告示日は2026年9月27日で、告示日から17日間が選挙戦期間になる。
期日前投票は2026年8月28日に開始し、40市町村で8月13日に投票・即日開票が行われた。
同時に、4市町村の首長選、24市町村議会選、那覇市・南部離島区の県議補選が実施された。
候補者と主要政策
計6名が立候補し、1972年以降の最多となる。
- 古謝玄太氏(42歳) 前那覇市副市長。無所属新人。自民党・日本維新の会・国民民主党・参政党・日本保守党・公明党県本部から支援・推薦を受けた。第一声は2026年9月27日09:14に那覇市県民広場前で行われた。主張は「自分たちの手で沖縄の未来を描く」。政策はエネルギー価格低減、揮発油税軽減、物流コスト削減、子どもと教育の無償化、予算1,000億円規模の「こども未来部」創設である。10年後の1人当たり県民所得目標は500万円。
- 玉城デニー氏(66歳) 現職知事。無所属(「県民党」名義)。立憲民主党・日本共産党・沖縄社会大衆党・社会民主党・いのちの党等から支援・推薦を受けたが、特定政党からの推薦はない。第一声は2026年9月27日10:48に本部町備瀬で行われた。主張は「辺野古は絶対に完成できない」。政策は18歳まで医療・給食・保育料を無料にする(4つのゼロ)ことと、補正予算で物価対策に504億円を確保することである。10年後の1人当たり県民所得目標は291万円。
- 兼島俊氏(48歳) 無所属新人。
- 末吉正弘氏(73歳) 無所属新人。
- 比嘉隆氏(49歳) 無所属新人。
- 屋良朝助氏(74歳) 琉球独立党所属新人。
世論調査の結果
調査は琉球新報社とJX通信社が共同で実施し、2024年9月28日~30日にインターネット調査(全有権者対象)と電話世論調査(RDD方式)を行った。同様の調査が2026年8月末にも実施された。
- 投票先が未定の有権者は約50%。
- 投票に行く意向のある有権者は約70%。
- 古謝玄太氏と玉城デニー氏は「政治的立場が横一線」と評価された。
- 自民党内部調査(2026年8月末)では、古謝玄太氏の支持率が44.1%、玉城デニー氏が40.9%で、差は約3〜4ポイントである。
主要争点と候補者別立場
本選挙の主要争点は以下の通りである。
- 米軍普天間飛行場・名護市辺野古移設問題
- 玉城デニー氏:反対
- 古謝玄太氏:容認
- 長射程ミサイル配備
- 玉城デニー氏:認めない
- 古謝玄太氏:認めない
- 南西諸島自衛隊配備
- 玉城デニー氏:認めない
- 古謝玄太氏:負担軽減と説明を前提に認める
- 経済政策と子育て支援(教育・医療・保育の無料化)
過去選挙との比較
2022年知事選では玉城デニー氏が再選し、辺野古に対する反対意向は55%、容認は39%であった。2014年、2018年、2022年の3回とも辺野古移設が最大争点とされている。2026年は候補者数が過去最多であり、経済政策と基地問題が複合的に争点となっている。
支持層とメディア評価
- 自民・公明支持層の約70%は2022年調査で佐喜真氏を支持。
- 共産・れいわ・社民支持層の9割以上が玉城デニー氏を支持。
- 無党派層は玉城デニー氏が多数を占め、約2割が未定または不明。
- 各大手紙は古謝玄太氏44.1%、玉城デニー氏40.9%の数値を報じ、横一線表記は0〜4ポイントの僅差を示す慣例とした。