沖縄県知事選挙の概要
投開票日は2024年9月13日に実施された。次回は2026年9月13日に予定されている。告示日は2024年8月31日と2026年8月27日である。候補者は玉城デニー、古謝玄太、兼島俊、末吉正弘、比嘉隆、屋良朝助の6名である。主要争点は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設、先島諸島への自衛隊配備・増強、経済・観光政策である。
候補者プロフィール
玉城デニー氏は66歳の現職沖縄県知事で、2026年に3選目を目指す。
古謝玄太氏は42歳で前那覇市副市長である。自民党・維新・国民民主・参政・保守・公明沖縄県本部から推薦を受けている。
その他の候補者は以下のとおりである。
- 兼島俊:IT会社社長、48歳。
- 末吉正弘:医療法人役員、73歳。
- 比嘉隆:会社経営者、49歳。
- 屋良朝助:政治団体代表、74歳。
主要争点に対する各候補者の主張
玉城デニー氏は先島諸島への自衛隊配備強化を「絶対に認めない」と宣言した。辺野古への移設に反対し、那覇空港が米軍に使用される条件になると批判した。沖縄は世界に平和を訴える役割と責任があると強調し、米軍・自衛隊基地増強が県民の不安を高めると主張した。
古謝玄太氏は辺野古移設を推進し、玉城氏と対立する立場を取っている。
選挙期間中の演説活動と地方議員の支援
2024年および2026年の8月31日から9月1日にかけて、玉城氏は八重山に入り与那国町と石垣市で遊説した。石垣市八島町東交差点で開催された総決起大会に出席し、先島諸島への自衛隊配備強化は絶対に認めない旨を宣言した。同大会で古謝玄太氏を名指し批判し、辺野古移設が那覇空港使用条件になることを警告した。「世界に平和を訴えるのは沖縄である」とも述べた。
地方議員の支援発言は以下のとおりである。
- 長呂久成崇県議:中央政府介入に反対し「この島は私たちのもの」と述べた。
- 長浜信夫石垣市議:玉城氏の支持拡大を求めた。
- 大道夏代市議:総決起大会の最後に「ガンバロー」の音頭を取った。
政治勢力の支援関係と保守派の動向
立憲民主党は玉城デニー氏を支援した。公明党は古謝玄太氏を県本部から推薦した。自民党本部は古謝玄太氏を支援し、下地幹郎氏(元郵政改革相、65歳)の出馬撤回を告示直前に主導した。自民党県連は本部の対応を「地元軽視」と批判した。
下地幹郎氏の出馬撤回により票の一本化が困難になった。玉城氏は保守分裂を利用し、辺野古反対旗揚げで支持基盤の固めを狙う。
行政実績と予算
- 2026年度当初予算は過去最高額の9,468億円。
- 離島子ども遠征費は約3倍に増額。
- 畜産業向け新基金が設定された。
- ヒューマンインフラ改革計画の第3期目が進行中。
日本政府・米軍関連の方針
米防総省文書では、普天間返還に3000 m級滑走路が必須と記載され、対象は嘉手納基地と那覇空港のみであると指摘された。長射程ミサイル配備計画と離島国民保護計画の検討が進められている。
世論とSNSの反応
2026年9月1日 04:42 に@moeruasia01 が玉城氏の「先島自衛隊配備強化は絶対に認めない」発言を紹介するツイートを行い、表示回数78.1千、リツイート7.7千、いいね1.5千、返信237件、コメント38件が記録された。コメント例として「何の権限で? 国防は国の専権事項」や「C国K産党の代弁者ですね」などが挙げられた。
課題と展望
米軍基地増強と先島諸島への自衛隊配備拡大が住民不安を増幅している。辺野古移設の進行と那覇空港利用問題が争点化している。選挙においては玉城氏の平和訴求路線がどれだけ支持を集めるかが注目される。保守派の分裂解消と票割れ防止策が必要である。離島支援基金の継続的運用と実績評価が今後の政策評価に影響を与える。
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