2026/08/31

パリとワインと絵画―玉村豊男の多彩な遺産と人生軌跡


人物と学歴

玉村豊男は1945年に東京都で生まれた。

1971年に東京大学文学部仏文学科を卒業した。

1968年から1970年までフランス・パリに留学し、パリ大学言語学研究所に在籍した。

同期間に「五月革命」が起き大学が閉鎖されたため、学徒ではなく「遊学生」として滞在した。

職業経歴と居住地

帰国後、通訳・翻訳業に従事した。

その後、文筆業に転向した。

8年間カナダ(軽井沢)に在住した。

1991年から長野県小県郡東部町(現・東御市)に定住し、同地で農園・カフェ兼ワイナリーの経営に注力した。

出版活動

  • 『パリ・旅の雑学ノート』ダイヤモンド社版(単行本)
    発売日:1977年12月1日、ページ数:261ページ、重量:370 g、ISBN‑10:4478940096、ISBN‑13:978-4478940099、言語:日本語。
  • 同版のAmazon評価は4.4星(レビュー28件)。本カテゴリ売れ筋ランキングは266,086位、海外旅行ガイドは385位。
  • 『パリ・旅の雑学ノート』中央公論新社版(初版)
    発行日:2009年4月、ページ数:293ページ、サイズ高さ15 cm、NDC:293.5、ISBN‑13:978-4-1220-5144-7。構成は「カフェ」「舗道」「メトロ」の3章で、写真・図版が多数掲載されている。
  • 同書の中公文庫版(文庫)
    発行日:2009年4月、ISBN‑13:978-4-1220-5144-7、ページ数:293。
  • 同書の新潮文庫版は過去に出版されたが、現在は絶版である。
  • 『パリ・旅の雑学ノート 2冊目』新潮社版
    出版日:1983年6月1日、ページ数:287ページ、重量:159 g、ISBN‑10:4101297029、ISBN‑13:978-4101297026。
  • 『料理の四面体』は食文化に関する著作である。

絵画活動

玉村は精力的に絵画を制作した。

繊細で色彩感覚が豊かであると評価され、画家として認知されている。

農園・ワイナリー経営

「ヴィラデスト」農園では西洋野菜とワイン用ブドウの栽培を行った。

同農園内にワイナリーを創設し、日本のワイン文化振興に貢献した。

農園・ワイナリーの活動は地域の食・酒文化に寄与した。

死去

玉村豊男は長野県東御市自宅にて肝細胞がんにより死亡した。

死亡日は2026年8月9日(※一部情報では2024年8月9日と記載)で、享年80歳である。

葬儀は近親者のみで執り行われ、喪主は妻の抄恵子であった。

評価と遺産

『パリ・旅の雑学ノート』はパリの歴史・文化をウィットとユーモアで紹介し、読者から高評価を得ている。

本書は旅行ガイドとしてだけでなく、食文化や都市風景への視点を提供する内容である。

ワイナリー経営は日本のワイン文化振興に貢献し、地方の酒造業の活性化モデルとして評価されている。

画家としての活動はエッセイストとしての視点と結びつき、多面的な文化貢献として位置付けられる。