ケーキ店「さんらいず」での火災発生
2026年9月5日午後9時ごろ、岐阜県本巣市宗慶にあるケーキ店「さんらいず」で火災が発生しました。店舗は鉄骨2階建ての店舗兼住宅で、2026年で開店20周年を迎える地域店です。カフェスペースがあり、モーニングも提供していました。
出火当時、通常営業は終了しており、2階の住宅部分では店主の女性(66歳)と知人ら計11人が食事や麻雀などの集まりをしていました。消防車と救急車合わせて14台、消防士ら48人が出動し、2階から多くの人が救助されました。火災は約3時間後に鎮火し、約300平方メートルが焼失しました。
被害状況と林寛至氏の背景
この火災で3人が死亡しました。建物内で発見された男女2名の死因は、司法解剖によりそれぞれ「腹部を刺されたことによる失血死」と「急性一酸化炭素中毒死」であると判明しました。また、店主の女性(66歳)と男性(65歳)の2名が病院に搬送され、生存しています。
店舗駐車場の車内の運転席からは、岐阜県瑞穂市在住の林寛至(70歳)が発見されました。上半身裸で重いやけどを負い、意識がもうろうとした状態で搬送先の病院で死亡が確認されました。
林氏は株式会社富士 葬祭部の代表取締役であり、元自治会長を務めていた人物です。店主の女性とは数年前から付き合いがあり、林氏の葬祭業者で葬儀を行うとケーキ店で10%割引になるという仕事上のつながりがありました。事件当日、2階で行われていた店主と中学同級生の集まりに、林氏は招待されていませんでした。
岐阜県警による捜査状況
岐阜県警は、本件を殺人と現住建造物等放火事件として捜査しています。「人が刺された」「ガソリンをまいている」という110番通報の内容に基づき、計画的な犯行とみています。
林氏は、以下の点から事件への関与が疑われています。
- 現場の車両内で1人だけ発見された点
- 重いやけどを負っていた点
- 救助者の目撃証言がある点
警察は9月6日に林氏の自宅を家宅捜索し、使用していた車両を押収して調査しています。あわせて、面識のある11人が集まっていたことから、集団内部のトラブルによる放火の可能性も視野に捜査しています。
林寛至が死亡しているため刑事責任は問えないが、防犯カメラや押収物、証言から全容解明を目指しています。
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