米国によるICC関係者への制裁概要
2025年2月、米国トランプ政権は大統領令でICC関係者を制裁対象に指定した。
赤根智子所長(70歳)を含む人物は2026年8月18日に米国政府の特別指定国民(SDN)リストへ追加された。
制裁の目的はICCの逮捕状への反発とICCの弱体化・解体圧力である。
- 米国への入国禁止
- 米国内資産の凍結
- 米企業との経済取引禁止
- 米国企業提供の決済サービス(クレジットカード)利用不可
ICCへの組織的・業務的影響
ICCはオランダ・ハーグに所在し、2024年11月にベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する逮捕状を発行した。
制裁にもかかわらず、ICCの業務は支障なく継続している。
しかし、職員および関係者はクレジットカードが使用できないという具体的な不利益を被っている。
ICCは逮捕状執行のための独自警察や軍隊を保有していない。
赤根智子所長の発言と行動
赤根智子所長は2024年にICC所長に就任し、2年前にトップ職に就いていた。
2026年8月26日、日本記者クラブ主催のオンライン会見に出席し、制裁指定後初めて公の場で発言した。
- 「制裁はICCのみの問題ではなく、法の支配の危機だ」と主張した。
- 「制裁を受ける理由は全くない」と断言した。
- 「ICCは決して負けない」と強調した。
- 「できる限り抵抗する」と表明した。
- 米国制裁によりクレジットカードが使用できなくなっている不利益を明示した。
- ICCは加盟国の支援で存続していると述べ、日本政府への支援継続と脱退しないよう要請した。
国際・国内の反応
国連および欧州連合は米国のICC制裁に対し懸念の声を表明し、ICCへの支持を示した。
日本政府は2026年8月25日に米国制裁を「深刻に受け止め」た上で、ICCへの支援継続と脱退しないことを求める方針を示した。
オランダ外相ベレンソンは制裁がICCの任務遂行を脅かすと批判し、ICCを全面的に支援すると表明した。
ベネズエラとチャドは2026年にICCからの脱退意向を表明した。
制裁の広範な影響
米ドルが世界基軸通貨であるため、金融機関は米国制裁に従わざるを得ない。
結果として、対象者はクレジットカード等の利用が困難になる。
他の制裁対象者として、香港前行政長官林鄭月娥は銀行口座使用不能となり、給与が全額現金で支給されている。
ICC裁判官などはKindleやUberといった米国サービスの利用が遮断されるケースが報告されている。
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