事件の概要
在日本大韓民国民団市川支部は、2026年9月1日(関東大震災103周年)に、カミソリの刃と現金15円50銭が入った郵便物を受領したことを確認した。
民団は、郵便物が2026年1月1日(関東大震災から103年目)に届いたとみなしている。
受領は翌日、2026年9月2日の取材で再確認された。
受領場所は千葉県市川市に所在する市川支部事務所である。
民団は本件を在日韓国人への脅迫行為と公式に位置付け、直ちに警視庁へ相談した。
郵便物の詳細
- 10円玉
- 5円玉
- 旧五十銭紙幣(過去に流通した紙幣)
- 錆びたカミソリの刃
郵便物には千葉県印西市の郵便局が押した2026年8月28日付の消印が付されていた。
歴史的背景
関東大震災直後、朝鮮人虐殺の際に自警団等が通行人に「15円50銭」の発音を要求し、発音の困難さを利用して朝鮮人かどうかを判別した事例がある。
「15円50銭」は当時、朝鮮人にとって発音が困難な金額と見なされ、虐殺・差別的行為の一環として記録されている。
民団の対応
担当者は「怒りもあるが、悲しみの方が大きい。次は何をされるのか分からない」とコメントした。
また、事実確認と脅迫の認定を公表した。
警視庁の捜査
捜査対象は郵便物送付者の特定と送付経路の追跡である。
捜査方針は、消印(印西・千葉)を基に送付元の郵便局を特定することである。
併せて、発送者情報を追跡し、事件が歴史的差別的モチーフを意図したものかどうかを確認する。
社会的影響と今後の展望
- 歴史的差別・ヘイト行為が現在も象徴的に利用されるリスクが顕在化した。
- 在日韓国人コミュニティへの不安感と安全不安が増大した。
- 警視庁の捜査結果に基づく法的処置の有無が決定される。
- 民団は防犯・啓発活動の強化を予定している。
- 歴史教育・差別防止の観点から、メディアと行政の関与が期待されている。