2026/08/29

2026スーパーカブC125新色&進化を徹底解説


製品概要と発売情報

ホンダ・スーパーカブ C125は2018年9月に販売が開始された。

2026年モデル(型式 8BJ‑JA71)は2026年3月6日に新色(グレー・シルバー)で国内向けに発売予定である。

全長 1,915 mm、全幅 720 mm、全高 1,000 mm、シート高 780 mm、車両重量 110 kgである。

メーカー希望小売価格は税別 44万円、税込 495,000円である。

歴史的オマージュ

1958年に登場した初代スーパーカブ C100は低床バックボーンフレーム、大型レッグシールド、自動遠心クラッチ3速ミッションを搭載した。

C125はハンドル形状、レッグシールド、リアフェンダーのS字ラインなど、C100のデザイン要素を踏襲している。

2017年に東京モーターショーとEICMAで「スーパーカブ C125」コンセプトが展示された。

エンジンとパワートレイン

搭載エンジンは 123 cc 空冷4ストローク OHC 単気筒である。

最高出力は 7.2 kW(9.8 PS)@ 7,500 rpm、最大トルクは 10 Nm(1.0 kgf·m)@ 6,250 rpmである。

2021年にロングストローク化(ボア 50 mm、ストローク 63.1 mm、圧縮比 10:1)が実施され、出力とトルクが若干向上した。

燃料供給は PGM‑FI 電子制御燃料噴射方式を採用し、低振動・低ノイズ設計とウェットサンプ式潤滑が特徴である。

前輪に 1 チャンネル ABS が標準装備され、2020年の国内規制に適合している。

走行性能と燃費

燃費は WMTC モードで 67.8 km/L、国交省定地燃費で 70.0 km/L(2名乗車時 60 km/h)である。

燃料タンク容量は 3.7 Lで、満タン時の航続距離は約 259 kmと算出できる。

デザインと装備

  • ハンドルは鳥の翼モチーフ、レッグシールドはハンドルから独立。
  • リアフェンダーに S 字ラインを採用し、アルミキャストホイールは切削加工仕上げ。
  • 丸形 LED ヘッドライト、LED テール・ウインカー、ピリオンステップにより 2 人乗りが可能。
  • 2026年モデルのカラーバリエーションはパールボスポラスブルー、パールスモーキーグレー、プレミアムシルバーメタリック。
  • Honda SMART Key はキーをポケットに入れたままイグニッション ON/OFF、ハンドルロック、シートロック解除、アンサーバックが可能で、キーハウジングにオールドタイプのウイングマークが装飾されている。

トランスミッションとブレーキ

プライマリギアはヘリカルギアであり、高精度ベアリングによりエンジンノイズが低減されている。

シフトアームはラバー素材、ダンパーは最適化されており、シフトショックが抑制されている。

4速リターンミッションを採用し、前輪はディスクブレーキ+1チャンネル ABS、後輪は機械式リーディングトレーリングブレーキである。

市場・価格情報

新車の販売価格は税別 44万円、税込 495,000円である。

実勢販売価格は 396,000円から 1,500,000円の範囲で取引されている。

中古車価格は約 299,800円から 598,000円である。

派生車種 CT125は2020年6月に発売され、2021年9月にモデルチェンジが実施された。

法規制と免許区分

本車は第二種原動機付自転車(原付二種)に該当し、AT 小型限定普通二輪免許以上が必要である。

2025年4月に施行される新基準原付(125 cc 以下・最高出力 4.0 kW 以下)には該当しない。

技術的課題

  • ロングストローク化と圧縮比アップに伴う出力・トルクの向上。
  • 前輪 1 チャンネル ABS の標準装備による安全性の確保。
  • 低振動・低ノイズを維持しつつ車両重量 110 kg をキープする設計。
  • 価格競争力の確保。