2026/09/18

習近平氏の体調不良説を検証:BRICS首脳会議での真実は?


BRICS首脳会議における習近平国家主席の動向

習近平国家主席は、2026年9月12日から13日にかけて開催された第18回BRICS首脳会議に出席しました。9月12日の第1段階会合ではモディ首相と首脳会談を実施し、9月13日の第2段階会合ではAI、経済・技術協力に関する提案を含む重要演説を行いました。

習主席は9月13日に北京へ帰国しました。中国外交部は、蔡奇氏および王毅外相と同乗の専用機で帰国したことを公式に発表しています。ニューデリーの空港では、インド政府高官が見送りを行いました。なお、9月12日夜のモディ首相主催のガラディナーを欠席しており、ホテルで休んでいたという報道がありますが、詳細な理由は不明です。

拡散している体調不良および脳梗塞に関する噂

ネット上では、習主席が脳梗塞や脳卒中に罹患したという主張が拡散しています。主な伝聞の内容は以下の通りです。

  • 脳梗塞(または一過性の脳梗塞)に罹患し、手術を受けてICUで治療中であるという主張
  • BRICS首脳会議の席上で失神・意識消失し、椅子に崩れ落ちたという話
  • 随行する医療チームによる緊急処置を受けたという伝聞
  • 北京空港到着後、歓迎式典を経ずに軍用ヘリコプターで北京301病院へ搬送されたという話
  • 飛行中に手術の条件が整わず、適切なタイミングを逃したという話

これらの情報の発生源は、中国民主党の謝万軍氏によるSNS上での投稿です。同氏は「噂によれば」と前置きし、失神、301病院への搬送、脳梗塞の診断などの情報を発信しました。同氏は過去にも事実確認の取れない動画を投稿した経緯があります。現在、これらの情報に関する診断書や搬送記録などの客観的証拠は存在しません。

事実関係の検証と公式な反応

習主席の体調に関する情報の真偽については、以下の事実が確認されています。

  • 演説中に「Is it OK?」と問いかけたという主張があるが、公式な演説原稿には含まれていないこと
  • BRICS首脳会議の短い切り抜き映像では体調異変に見える箇所があるが、長時間版では通訳用イヤホンをめぐるやり取りとして説明可能であること
  • インド外務省がSNS上の健康問題に関する情報を「Fake Alert(偽の警告)」として注意喚起したこと
  • 中国政府およびインド政府は、脳梗塞、意識消失、301病院への入院、手術等の公式発表を一切行っていないこと
  • 301病院において入院や治療に関する発表、搬送を確認できる映像は存在しないこと

報道の一部では、長距離移動の疲労や通訳の問題であるとの見解が示されています。習主席の現状については、9月13日夜の帰国後に飛行機から降りてくる姿は確認されておらず、9月16日の時点でも公の場には登場していません。9月下旬の訪米日程をキャンセルするかどうかについて、当局が検討を行っています。

背景および関連事項

習主席は中国共産党総書記および国家主席であり、2022年の党大会で3期目に入り、制限撤廃による長期政権にあります。政治活動家の中には、健康問題に起因する後継問題や政権安定への懸念を投稿している者がいます。軍の動向に関しては、各戦区および各グループ軍が政治局勢の変化を注視し、四級戦備状態に入り密集した会議を行っているとの主張が存在します。

BRICSに関連する事例として、シリル・ラマポーザ南アフリカ大統領がBRICSの後に実際に健康問題が報じられ、公務を休むことが発表されたケースがあります。また、医療的定義として、国立循環器病研究センターによれば、一過性脳虚血発作(TIA)は脳梗塞とは異なり、症状が短時間で消失する病態とされています。