2026/06/25

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※画像はイメージです。本文と直接の関係はありません

四国車遍路の難所

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はじめに(統合)

四国八十八ヶ所を車で巡る際は、狭い山道や急勾配、季節閉鎖といった危険が点在します。特に 冬季(12月〜3月)はスタッドレスタイヤの装着が必須 で、路面凍結や積雪により通行止めになる区間があります。今回取り上げた 5 カ所は、車でのアクセスが特に難しいと評価された札所 です。

  • 藤井寺(11番)や鶴林寺(20番)など、同様に危険度が高い札所もありますが、代表例として本稿の 5 カ所を選定しました。
  • 全札所が必ず回れるとは限らないため、出発前に最新の通行情報を確認し、必要に応じてルートや訪問時期を柔軟に変更できる体制を整えておきましょう。

※本情報は執筆時点のものです。最新の道路状況や料金は、国土交通省や各県の道路管理サイトで必ずご確認ください。


1. 難所ランキング(評価基準:最大 12 点)

【最難所】清瀧寺(35番・高知):9 点 ・【最難所】横峰寺(60番・愛媛):8 点 ・【上位】焼山寺(12番・徳島):7 点 ・【上位】太龍寺(21番・徳島):7 点 ・神峯寺(27番・高知):5 点

重要:清瀧寺は「日本一過酷な車遍路の難所」と称されます。運転に自信がない方は必ず麓に車を止め、タクシーや地域の送迎サービスを利用してください。麓の駐車場からは急な坂道を徒歩で上ります。体力に不安がある場合は、タクシー利用を強く推奨します。

下り坂走行時はエンジンブレーキを活用し、フットブレーキの踏みすぎに注意してください。


2. 難所別具体対策

2‑1. 清瀧寺(35番・高知)

  • 推奨手段:麓駐車場に停車し、タクシーまたは地域送迎を利用して本堂へ。
  • タクシー乗り場は寺入口近くに案内標識があります(現地の案内板をご確認ください)。
  • 注意点:道路幅が極端に狭く、対向車が来たら数十メートルのバックが必要です。雨天・凍結時は通行止めになる可能性があります。

2‑2. 横峰寺(60番・愛媛)

  • 代替交通:専用バス・シャトルが運行。雨天・凍結時はバス利用が安全です。
  • 車で上る場合:有料林道は約5kmで車1台分の幅しかないため、通行は極めて困難です。

2‑3. 焼山寺(12番・徳島)

  • 迂回ルート例(藤井寺からのアプローチ想定)

    1. 国道192号を東へ走行
    2. 県道20号(鮎喰川沿い)に合流し、比較的緩やかな道路を通過
    3. 目的の焼山寺へ接近

    県道・国道中心のルートは幅が広く、急勾配も緩やかです。

2‑4. 太龍寺(21番・徳島)

  • ロープウェイ利用推奨:往復約2,600円で山頂へ。車で山頂付近へ上がる道路は一般車は通行禁止、または極めて危険です。
  • ロープウェイの運行状況は公式サイトで事前に確認してください。

2‑5. 神峯寺(27番・高知)

  • 車でのアクセスは比較的幅があり、舗装も良好です。ただし代替手段がほぼないため、天候や道路情報の確認は必須です。

3. 事前準備のポイント

3‑1. ルート確認

  • 車載ナビは最短ルートを提示するだけです。オンライン地図サービスやストリートビューで道路幅や看板位置を事前に確認し、重要箇所は紙にメモしておくと安心です。
  • 各自治体や道路管理者が提供する季節閉鎖情報は、必ず出発前にチェックしてください。
  • 山間部は電波が不安定になることがあるため、オフラインマップを事前にダウンロードしておくことを推奨します。

3‑2. 車種選択(メリット・デメリット)

軽自動車:全幅が狭く、狭い山道ですれ違いがしやすい ・コンパクトカー・ミニバン:エンジンパワーがあり、荷物や乗員が多くても安定走行

3‑3. 必須装備チェックリスト

  • ☐ 後方カメラや広角ミラーで視界確保
  • ☐ ハザードランプは緊急停車時のみ使用し、すれ違い時の点灯はしない
  • ☐ 三角表示板は停車時に後続車から見えやすい位置に設置
  • ☐ 冬季はスタッドレスタイヤ装着、凍結が予想される区間ではチェーンを用意
  • ☐ 小銭(100円玉・500円玉)を多めに用意(駐車場料金・ロープウェイ・納経料等)。納経料は 2024年4月に 500円へ改定 されているため、500円玉を数枚用意すると安心です。
  • ☐ 「お遍路中」ステッカーやプレートを車体後部に掲示(任意)

3‑4. 燃料管理

給油所が少ない区間(例:徳島・高知間)があるため、出発前に満タンにし、道の駅やコンビニで随時燃料残量を確認してください。

3‑5. 山道でのすれ違いマナー(離合)

  • 待避所がある場合は必ずそこに停車し、対向車を待つ。
  • 多くの山道では 上り側が優先 とされていますが、実務的には「待避所がある側が待つ」が最も安全です。
  • バックしやすい側が譲る」や「待避所に近い側が止まる」と判断すると安全です。

4. 心理的・マナー面の注意

4‑1. 早朝走行のメリット

山道は午前7時前に通過すれば対向車が少なく、すれ違いリスクが低減します。昼間でも交通量が少ない区間はあるので、天候や道路状況に合わせて時間帯を選択してください。

4‑2. 遍路者としての姿勢

地域によっては、遍路者らしさが分かる装い(白衣や作法に則った服装)をしていると、地元ドライバーが道を譲ってくれるケースがあります(地域の観光協会が実施した調査例)。しかし必ず譲ってもらえるわけではありません。礼儀正しい挨拶や合掌の姿勢は、相手に好印象を与える基本です。

4‑3. 地元の善意への感謝

食事や休憩場所を提供してもらったら必ず感謝の言葉を伝え、無理に頼まないよう心がけましょう。


5. まとめ

車遍路は自由度が高く、四国の自然と文化を同時に体感できる魅力的な旅です。以下のポイントを守れば、可能な限り安全に多くの札所を巡ることができます

  1. 危険ポイントを把握(清瀧寺・横峰寺・焼山寺など)
  2. 評価基準に基づく点数が高い札所は事前に代替手段や装備を検討
  3. ロープウェイ・バスなど代替交通を上手に活用(特に太龍寺・雲辺寺は車での上りを避け、ロープウェイ利用が基本)
  4. 早朝走行のメリットと遍路者としてのマナーを守り、地元の協力を得る
  5. 小銭やオフラインマップ、ステッカー等の準備でトラブルを回避

これらの対策を実践し、安心・快適な車遍路を楽しんでください。


参考リンク(クリック可能)

  • https://ohenrocar.com/車のお遍路難所
  • https://www.anahoken.com/column/067/

※最新の通行規制情報は、国土交通省の道路情報提供システムや各県の道路管理サイトをご確認ください。