2026/06/22

哀愁が疾走していく

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※画像はイメージです。本文と直接の関係はありません

タイトル: 銀糸の回廊 〜光の形は自分で作る〜

朝光が結晶に染み、胸の鼓動が共鳴。銀糸は青・琥珀・虹色に揺らめく。色は触れた者の記憶に合わせて微かに変わる。

指先が銀糸に触れ、青は雨の匂い、琥珀は鈍い金属音を奏でる。光は静かに震え、胸の奥へ走り抜けた。時間は小川のように流れ、壁に映る光に子どもの影が揺れる。子どもは結晶の投影、柔らかくささやく。

言葉が胸を揺らし、足元の砂が一瞬光を放つ。その瞬間、光は自ら紡ぐものと悟る。銀糸は一本に合わさり、細い光の糸となって手のひらに残った。その光は鼓動の波形のように柔らかく揺れた。

私は光を遠くで待つ誰かへ渡すことにした。光は光珠となり、風に乗り星のように瞬き、森の奥へ漂う。光珠が落ちた先で薄く光る結晶体が芽吹き、銀糸の種が蒔かれた。

その瞬間、背後で子どもの影が重なり、静かに消えた。光の旅路の向こう側で、私自身が次の子どもとなり、再び銀糸を手に取っていた。哀愁が胸で疾走し、可能性が回廊へ続く。

哀愁が疾走していく